4月から小学校の新入生が通学路を通るようになった。4月一杯くらいは、親が付き添って通学していたが、今は、ほとんどの一年生が友達同士またはお兄さんお姉さんと一緒に元気に通学している。おはようのあいさつも元気がよく、気持ちがいい。
よく見ると、かなりの小学生のランドセルに防犯ブザーがぶら下がっている。一年生の防犯ブザーはぴかぴかの新品だが、高学年になっていくとやはり年季が入った防犯ブザーも目立ってくる。
いざというときに、本当に役に立ってくれるのかと心配にもなるものも目に付く。
はたして、学校では防犯ブザーについてはどのような考え方なんだろう。
携帯の状況からして、各家庭の判断にまかせているのだろうと推察されるが、各家庭では電池切れや故障などがないか点検はしているのだろうか。
こんなことを考えていたら、毎日新聞に「小学生の防犯ブザー、半数以上に不具合。国民生活センター調査」という記事が掲載された。
記事によると、
1~6年間使用した139個を調べたところ
異常なし 65個(47%)
音が小さい 32個(23%)
音が鳴らない 27個(19%)
異音、音割れ 12個(9%)
と言う状況であった。
また、約9割は電池交換をしたことがなく、25個が電池切れ。
保護者1000人に聞いたが、
7割以上が電池交換したことがない
約半数がブザーが鳴るか点検していない
と回答した。
専門家によると
基本は大きな声を出して逃げること。防犯ブザーは声が出ないときにサ ポートしてくれるもの。いざというときにうまく使えるよう普段から準備が必
要。
帰宅が遅くなる習い事用のバッグにも付けること。
注意すべき場所を保護者も一緒に確認すること。
を勧めている。
となっている。
家庭はもちろん、学校でも考えてみる必要があるのではないかと感じる。
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